フランス パリ 滞在許可証新規申請から受取までに必要なことと実際のスケジュール 2018

駐在準備
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フランス パリに滞在するために最も重要なプロセスである滞在許可証取得

「フランスの役所は仕事が遅くて全然進まない」なんて話もよく聞きますが、実際日本と同じ感覚でいると結構大変です(連絡すると言ってたのに来ないなど)。

今回は私がフランスで滞在許可証を初回(新規)申請してから受け取るまでに行ったことと実際のスケジュールについてまとめました。

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フランスに3ヶ月以上滞在する場合には滞在許可証が必要

日本人がフランスに長期(3ヶ月以上)滞在する場合には、フランス到着後速やかに県庁(Prefecture)あるいは支庁(sous prefecture)などで滞在許可証を申請する必要があります。

その際、ビザの提示が必要になりますので日本出国前にビザを取得しておく必要があります。

詳しくはこちら在フランス日本国大使館のホームページを参照。

滞在許可証について: 在フランス日本大使館

ですが、この県庁あるいは支庁での発行が非常に遅いので多くの在仏日本人の方が大変苦労しているのです。

前提条件 ヤリイカのケース

滞在許可証の申請方法はビザの種類や申請時期によって微妙に異なると思いますので、私のケースの前提条件をここでまとめておきます。

  • ビザの種類は企業内派遣・研修(ICT)ビザ
  • 家族同時帯同
  • 会社契約の現地弁護士事務所の全面的なサポートあり

3つ目の現地弁護士事務所の全面的なサポート、後述しますがこれによって私は相当助けられました。

滞在許可証申請~受取までの実際の流れとスケジュール

それでは早速実際のスケジュールを公開したいとおもいます。

2018.8.30 弁護士事務所がPrefecture de Policeでのアポイント(2018.10.1)を取得
2018.10.1 滞在許可証 申請 (同時に一時的な滞在許可であるレセピセを受領)
2018.11.21 滞在許可証 受取

私の場合は申請から受取までいろいろとごちゃごちゃあったものの、結果的には51日(2ヶ月弱)で受け取ることができました。

申請前には弁護士から「およそ8週間(56日)かかる」といわれていたのでほぼ事前の連絡どおりとなります。

ちなみにこれはかなり良いほうで、人によっては3ヶ月から6ヶ月くらいかかっている人もいるそうです。。

正式な滞在許可証が発行されなくとも申請時にレセピセという一時的な滞在許可が発行されるのですが、

  • 3ヶ月しか有効でなく3ヶ月以内に正式な滞在許可証が発行されなかった場合にはレセピセの更新に行かなければならない
  • レセピセだけではフランス国外に出て戻ってくることが許可されていない(※一部許可されるケースもあるそうです)

などの制約があるので早く正式な滞在許可証を受け取れるにこしたことはありません。

滞在許可証申請のためのアポイント取得

私の場合は弁護士事務所が代理でやってくれました。

  • 自分で準備しなければならないもの
    • パスポート(ビザ)
    • 戸籍謄本とそのフランス語翻訳
    • Fiche Individuelle d’etat civill – 個人の証明書的なもの。-後述します
    • フランスに住んでいることを証明する書類(家賃あるいは公共料金の領収書など)
    • 労働契約(アサインメントレター)
    • 直近3ヶ月の給与明細
    • 証明写真4枚 -後述します
  • 会社にお願いして準備してもらうもの
    • 直近で予定されている海外出張を示す書類 -後述します
    • フランスで働き始めた日付を証明する書類

うちの会社が使っている弁護士事務所はかなり念入りに資料を準備するようなので、おそらく通常のケースではここまでの書類は必要ないかもしれません。

必要書類の一部に関して以下で少し補足します。

Fiche Individuelle d’etat civillは在フランス日本国大使館で入手(注意点あり)

まず日本国大使館に行って入手するよう言われたFiche Individuelle d’etat civillという書類。

何のことやら全くわかりませんがgoogle翻訳によると「市民の地位の個人記録」とのこと。

うちの弁護士曰く大使館で発行される「出生証明」がこれに該当するそうで、こちらを家族それぞれの分発行してもらいました。

大使館で発行できる書類一覧はこちら。

日本国大使館で発行できる証明書リスト(大使館ホームページより抜粋)

ちなみに私は最初大使館に行ったとき、受付の方が「出生証明が滞在許可証申請に必要とは聞いたことがない」と言われたので、戸籍謄本に近い位置づけの家族全体の証明(家族で一枚)を発行してもらいました。

それで弁護士に「これを発行してもらったけどこれでOK?」と聞くと「いや、これじゃない。一人一枚発行してもらう書類を発行してもらわないとダメだ」ということで、二度手間ですが大使館に再度足を運ぶ羽目になりました(実際には申請と受取は別々なので計4回も大使館に行きました・・・)。

ただこの書類が本当に必要だったかは今となっては不明です。正直「家族全体の証明」も「出生証明」も戸籍謄本も全て書いてあることが一緒だし・・・。

証明写真4枚は日本と同じような証明写真の撮影機械「Photomation」で撮影

弁護士のメールによると、証明写真には結構な制限があるようでした。

  • グレーかブルーの無地の背景(白はダメ)
  • 3ヶ月以内に撮影されたもので滞在許可証申請と受取の際と同じような見た目であること
  • プロのカメラマンによって撮影されたものか内務省マークの記された自動撮影機で撮影されたもの
  • 縦45mm×横35mm
  • 顔のサイズは32mmから36mmまで(あごから頭まで)
  • 影などがなくコントラストがしっかりとしていること
  • 顔がしっかりと見えること(額、両側の耳含む)
  • 視線はレンズをまっすぐ、口は閉じる、無表情(笑顔でない)

上でハイライトしましたが、内務省マークの記載された自動撮影機「Photomation」での撮影がオススメです。

以下のような自動撮影機がパリだとメトロの駅やモノプリなどに結構ありますので、そこで撮影した写真で問題なく受理されました。

ちなみに私は申請時と受取時で髪型(長さ)が大きく変わっていましたが問題なく受理できました笑

引用URL: http://www.photomaton.fr/secteur/administration/

滞在許可証無しにフランス国外に出て戻ってくる場合には”Autorisation Provisoire de Séjou”が必要

正式な滞在許可証無しにフランス国外(シェンゲンエリア内を含む)に出て戻ってくる場合には”Autorisation Provisoire de Séjou”という書類が必要になります。

もしこの書類が無い場合には別途リターンビザの申請が必要になり、1) 再度Prefecture de Policeとのアポイントが必要なこと(書類の準備も必要)、2) リターンビザはシェンゲンエリア内の旅行には使えない といった理由から、 弁護士からはAutorisation Provisoire de Séjouの取得を強く勧められました

滞在許可証申請時にAutorisation Provisoire de Séjou を発行してもらうのに必要なのが必要書類に記載した直近で予定されている海外出張を示す書類です。

私の場合は11月末(許可証申請から約2ヵ月後)にドイツへの出張の予定があったのでこの書類を提出しました。

滞在許可証申請当日の流れ

パリ在住の私はシテ島にあるPrefecture de Policeに滞在許可証申請に行きました。近くには観光名所であるノートルダム大聖堂があります。

下の写真の建物の赤い部分が入り口で、向かって左はアポイントが無い人が、向かって右はアポイントがある人が並ぶそうです。今回私は弁護士がアポイントをとってくれていたので右側に並びました。左側は結構混んでいます。

prefecture de police 外観 – https://pariscon.com/information-france-visa-renewalより引用

入り口では空港のような手荷物検査があります。その後弁護士と合流して申請を行う部屋(フランス式1階)へ。

室内では同じように滞在許可証を申請する人がずらりと並んでいましたが、アポイントがあったからか弁護士が受付になにやら声をかけると、列に並ぶことなく申請デスクに通されました。

これは一般的なケースなのか分からないのですが、私の場合は弁護士が既に必要書類をPrefecture de Policeの担当者に送付していて(コピーを担当者が持っていた)、申請は全く問題なく10分程度で終わりました。いくつかサインして終了です。

弁護士のサポートが無いとすべてのやり取りを自分で最悪フランス語で窓口の担当者とやらなければいけないので、弁護士のサポートはかなり大きかったです。会社に感謝。


ちなみに上述した11月末のドイツ出張にあたってのAutorisation Provisoire de Séjou申請。これが曲者でした。

滞在許可証取得にはおよそ2ヶ月かかると聞いていたのでドイツ出張はかなり際どいタイミングであったことから当然このAutorisation Provisoire de Séjouを申請したのですが、窓口の担当者と弁護士がなにやらパパッと話して「今月中には正式な滞在許可証を出すからAutorisation Provisoire de Séjouは発行しなくても大丈夫」ということになったのです。

もちろんそこはフランス、残念ながら10月中に正式な滞在許可証は発行されず、ドイツ出張直前でヒヤヒヤすることになるのですが、この頃にはそんなことは知る由もなく、レセピセだけを受け取って帰宅してしまうのでした。。

なお、滞在許可証発行の準備ができたら携帯にSMSで連絡がくるとのこと。

約束の1ヶ月経っても滞在許可証発行の連絡が来ない!

きましたフランスあるある。「いつまでにやるよ」と言ったことがその時点になってもできていない

嫌な予感はしていましたがドイツ出張を11月末に控え、10月が過ぎても滞在許可証発行の連絡が来なかったので弁護士に連絡しました。

ヤリイカ
ヤリイカ

1ヶ月で滞在許可証発行って言ってたからAutorisation Provisoire de Séjou発行してもらってないのにまだ発行されない。11月末にドイツ出張があるからもしそれまでに滞在許可証もらえなかったら困るんだけど…。

弁護士
弁護士

Prefecture de Policeが忙しくて予定より遅れてるんだとおもう。ステータス確認して連絡する。

数日後

弁護士
弁護士

やっぱり11月末までに滞在許可証発行されなさそうだから、Autorisation Provisoire de Séjou発行しよう。来週アポイントとったよ。必要な資料は・・・

ヤリイカ
ヤリイカ

(ええー!!!あの1ヶ月で発行するっていうのは何だったの!?てか2度手間にならないようAutorisation Provisoire de Séjouを発行したほうがいいって言ってたのに結局また書類まで準備して完全に2度手間!!)

ということで、結局書類をまた準備して再度Prefecture de Policeへ行くことに…。

結果的に滞在許可証を受け取れた2回目の訪問

11月21日(申請後51日目)、滞在許可証準備完了のSMS連絡も無いまま泣く泣くAutorisation Provisoire de Séjouの申請に再度Prefecture de Policeに行ったわけですが、窓口で弁護士が尋ねると、なんと「滞在許可証できてるよ」とのこと。

 

ヤリイカ
ヤリイカ

だったら先に言ってくれー!ていうかSMS来てないんだが!!

 

て感じでしたが、意図せずこの日に滞在許可証を受け取ることができました(よってAutorisation Provisoire de Séjouの申請はせず)。

滞在許可証受取に必要だったものは以下の通りです。

  • パスポート
  • レセピセ
  • 269EURの収入印紙

収入印紙はwebやタバコ屋で購入できます。私の場合は突然のことだったので当然用意していなかったのですが、窓口でもらった案内パンフレットのようなものにQRコードがあったのでそれをiPhoneで読み込んでその場で支払いました。

まとめ(滞在許可証受け取りまでを振り返って)

いざこうしてブログにして振り返ってみると、私の場合は会社のおかげで滞在許可証申請に慣れた弁護士のサポートを受けられたのが相当大きかったと思いました。

私は自分一人でこのプロセスをやり遂げる自信がないので(Autorisation Provisoire de Séjouなども複雑だし)、不安な方は弁護士や業者にサポートを依頼したほうがよいかもしれません。

結局SMSを受け取ることなく滞在許可証をゲットしてしまったので正規の流れとは異なるためどれくらい参考になるかわかりませんが、それもフランスということで少しでも今後滞在許可証申請をされる方の参考になれば幸いです。

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